bookshelf 『ワセダ三畳青春記』 高野秀行 忍者ブログ
本はごはん。
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4087476324.jpg  面白い。果てしなく面白い。
 早稲田のフロなしトイレ共同三畳一間家賃1万2千円の野々村荘で暮らした
 11年間のあれやこれやが綴られています。

 コンゴの奥地に怪獣を探しに行ったり、山形(だっけ?)の雪山にUFOの基地を
 探しに行ったりする著者なので、著者自身、また仲間の早稲田探検部のメンバー
 が個性的なのはともかく、

 アパートのほかの入居者や大家のおばさんまでまあなんとキャラの立っている
 ことでしょう。

 若さってのはすごいもので、お金なんかなくても、というかお金がない方が
 「若い」ってことを堪能でき、その力を最大限に出せるように思います。

 後から考えて「ばかなことしてたなー」と思うような、そんな経験が
 後々、歳を重ねるごとに効いてくるようにも思います。

 世の中がバブルに浮かれていた頃、こんなにも真っ当な「セイシュン」を送っていた
 人が居た、ということもなんかいいです。


ワセダ三畳青春記」 高野 秀行 ★★★★★
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